富士山の魅力、2015年

富士山の魅力は、その姿の美しさだけではないでしょう。

幾度の噴火により、神の住む山として畏れられ、
富士山の噴火を鎮めるために、富士山の麓には浅間神社が建立されています。

古代の人々にとっては、富士山は遠くから崇拝する「遙拝」の対象です。
噴火活動が沈静化した平安時代以降、
富士山は、日本古来の山岳信仰と密教等が合体すると「修験道」のトレーニング場となり、
「遙拝」から「登拝」する山へと変化してきたようです。

さらに、室町時代後半になると、修験者だけでなく一般の庶民も富士山に「登拝」するようになりました。
富士登山が大衆化されるにつれ、不死身の権現としての富士山は、
登山や白糸ノ滝などの霊地への巡礼の場として、役割が変わってきたようです。

戦国時代の長谷川角行は、新たな富士山信仰を教義としてまとめ、「富士講」として流行しました。

明治時代には、女性の山頂登山も解禁となりました。
現在も、夏になると多くの登山者が、「御来光」を拝み、
また「お鉢めぐり」を目指して、富士山の山頂めざして登山します。

登山道は、信仰の場でもあり、山麓の神社や湖などとともに、世界遺産の構成資産として登録されました。

2015年もまた、ひろく埼玉新都心の一帯から、富士山の威容を覗かせます。

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